明日香医院
鈴木重子プロデュース

風のフォーラム2006

vol.4 いのちを、はぐくむ、いのち
  主催◆小澤音楽事務所 協賛◆文化シヤッター
協力◆明日香医院 BGM JAPAN
平成18年1月26日(木) 文化シヤッター内「BXホール」にて
◆会場レポート
(あすかネット会報30号、4-5ページ、2006より転載)
文・写真 川畑深雪
「胎教にいい音楽は?」との質問に、「とにかくお母さんが好きなものを聴くこと。きっと楽しい気持ちが伝わるから…」と先生。

まだまだ寒さ厳しい1月26日、文化シヤッター「BXホール」において行われた『風のフォーラム2006』に大野先生がゲスト出演されました。今回は、このフォーラムのプロデューサーであり出演者でもある、ヴォーカリスト鈴木重子さんの歌はもちろん、『地球交響曲第五番〜誕生編〜』の上映、そしてお二人による対談、お産のフォトストーリーと、ほんとうに盛りだくさんの内容でした。残念ながら当日行けなかった方の為にも、今回はその時のレポートをお届けいたします。あたたかい雰囲気が少しでも届きますように。

冷たい風に吹かれて会場に着くと、そこにはいきなり、うれしいおもてなしが待っていました。ロビーには、明日香医院でもおなじみのタンポポコーヒーと、オーガニック素材で出来たクッキーが何種類か用意され、来場されたお客さまにふるまわれていました。すでに、若い女性や、妊婦さんとそのパートナー、それに年配のかたまで、たくさんの幅広い世代のかたがたが、こころと体をほんわりと一息つかせて、開演までの時間を楽しくおしゃべりしながら待っていました。このフォーラムは今回で4回目。重子さんが、このフォーラムを企画するにあたって、こんな文を寄せられていましたのでご紹介いたします。

これまで生きてきた場所と、まったく違うところにいる誰かと話して、はっとしたことは、ありませんか?
温度の異なる空気が重なり合うところに風が生まれるように、未知のものどうしが出会うところには、いつも、驚くような発見や、深い真実の風が吹きます。
画家、作家、舞踊家、武道家、噺家、そして農家…
このフォーラムは、歌い手である私と、さまざまな世界の方々との語り合いやパフォーマンスから、ジャンルを超えてひびく、ほんとうの風の音色を探すこころみです。
ふだんの生活から、一歩抜け出して、目に移るものの後ろにかくれている新しい、いのちを、一緒に見つけてみませんか?

あたらしい いのちの、生まれるとき。
それは紛れもない、奇跡の瞬間です。
お母さんのなかでそのときを待つ子どもたちは、どんなことを感じているのでしょう?
それをはぐくむお母さんのいのちは、どうしてこんなに美しく、輝くのでしょう?
「風のフォーラム」第4回目は、お母さんと赤ちゃんにとってほんとうに自然で幸せなお産を助けるために「お産の家」をつくられた産科医の大野明子さんをお招きしていのちをはぐくむ、いのちの大切さについて考えてみたいと思います。
いのちをテーマにした、私自身のうたもお聴きいただきたく思っています。
これから、お父さんお母さんになられる方だけでなくこの世界にいのちを受けたすべての方にいらしていただけたらと願っています。

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