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論文
> 乳頭マッサージ 自然な陣痛促進法
はじめに
対象および方法
結果
考察
まとめ
2)乳頭刺激の方法
実際の乳頭マッサージの方法を、写真に示す。分娩に付き添う助産師が、乳輪から乳頭にかけ、ゆっくりリズミカルにマッサージする。マッサージは、陣痛が有効に増強するまで行なう。それは数分間のこともあれば、1時間程度におよぶこともある。マッサージ中止後、いったん進み始めた陣痛が弱まると、再度乳頭マッサージを行ない、陣痛の増強を図る。
写真 乳頭マッサージの方法
なお、当院では分娩時ほとんど内診を行なわないため、乳頭マッサージ前後の子宮口の様子の詳細は不明である。
3)効果の判定方法
効果の判定は、乳頭マッサージ終了後1時間以内に分娩に至ったものを「著効」、4時間以内に分娩に至ったものを「有効」、最終的に分娩に至るも、乳頭マッサージ終了後4時間以上かかったものは「無効」とし、分娩に至らず一時退院したものも含めた。
4)その他の陣痛促進法と人工破膜の併用について
当院では、乳頭マッサージ以外の自然な陣痛促進法として、産婦の状況にあわせて、散歩、食事の摂取、入浴などをすすめている。本稿ではこれらを「その他の陣痛促進法」と名付ける。
当院では人工破膜はなるべく行なわない方針である。しかしながら、乳頭マッサージやその他の陣痛促進法を試みたが分娩進行が認められず、かつ、分娩の促進がのぞましい場合に限りやむを得ず、子宮口全開大以前の人工破膜を行なうことがある。例えば、高位破水後に分娩遷延し感染徴候が認められた例などに施行した。
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