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【講演要旨】 『分娩台よ、さようなら』

お産のデータ
分娩台も手術室もなく会陰切開もしないお産の結果、搬送率、帝王切開率、早産率、難産や陣痛誘発や促進の頻度、会陰裂傷率などを具体的データでお示しします。

昨年の場合、分娩数216例、うち初産婦99例、経産婦117例でした。このほか、産科学的理由による妊娠中の転院および母体搬送例が9例あります。このうち帝切となったのは、胎盤早期剥離2例を含む3例で、いずれも初産婦です。全体に占める帝切率は1.3%ですが、初産婦では2.8%となります。35週以下の早産は5例、新生児搬送は1例でした。いわゆる難産もありましたが、すべて経膣的に産まれ、時間がかかったことによる新生児仮死はありませんでした。陣痛促進剤使用は、23例です。

この原稿を書いている7月中旬現在、本年の帝切例はありません。

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