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はじめに
妊娠中の指導の実際
自由な体位の出産の実際
会陰裂傷発生の実際
まとめ
妊娠中の指導の実際
1.医師と助産師による継続的ケア
当院スタッフと妊婦さんたちとのおつきあいは、妊娠初期から始まる。その後、一貫した方針のもと、継続的に出産、そして産後へとつづく。その実際は医師と助産師による妊婦健診のほか、初期、中期、後期の最低3回は助産師と個別に相談や指導の時間を設け、さらにこれ以外にも要望や必要があれば、個別の時間を取る。このほか、2回にわたるペアレンツクラスやお灸教室などがある。
2. 会陰切開をしたくない
妊娠初期の外来では、会陰裂傷や会陰切開に関する心配や不安に基づく問いをしばしば受ける。答えの基本スタンスは、不安の解消である。具体的な例をあげる。
初産婦からは「会陰切開をしたくない」という希望をしばしば聞く。それは、素朴なバースプランであるとも言えよう。
対する答えは、これまでのデータに基づき、当院では会陰切開はよほどの緊急事態でない限り行わないこと、切開をしなくても会陰裂傷が起こることはあるが、その程度は切開による傷の大きさを越えることはほとんどないことなどを伝える。なお、具体的データは「会陰裂傷発生の実際 1.会陰裂傷の発生頻度」の項で述べる。
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