大野明子の著作など
>
論文
> 乳頭マッサージ 自然な陣痛促進法
はじめに
対象および方法
結果
考察
まとめ
4)人工破膜併用症例
「有効」群に3例の人工破膜併用例が含まれている。これらは、乳頭マッサージおよびその他の陣痛促進法のみでは分娩に至らず、分娩経過から判断して分娩促進の必要があるため、人工破膜を行った例である。人工破膜施行時の内診所見は4cmから9.5cmまでのばらつきがあったが、人工破膜から児娩出に至るまでの平均時間は66.4分であり、人工破膜は全例に効果があった。待機限界まで待機した後の人工破膜は、分娩促進のために極めて有効な手段と考えられる。
症例番号31(表6)は双胎妊娠である。妊娠36週3日、軽症妊娠中毒症あり、乳頭マッサージによるCSTを施行した。翌日、自然陣痛発来のため入院し、翌々日にかけて4回の乳頭マッサージとその他の陣痛促進法で分娩進行を図るも、なお進行は緩徐であった。子宮口9.5cmの時点で人工破膜を行ない、4回目の乳頭マッサージ終了後70分、人工破膜後68分で分娩に至った。
表6 人工破膜併用例(症例番号31)
10
/ 14
自然なお産とおっぱいをめざして
産科医 大野明子からのメッセージ
大野明子のプロフィール
大野明子の著作など
人びとの輪
このサイトについて
サイトマップ
記事検索
copyright © 2003-2011 birth house ASUKA, All Rights Reserved.