妊娠した女性には赤ちゃんを産む力があり、また赤ちゃんには生まれる力があります。そんなお産ができれば、その子をおっぱいで育てることも自然にできます。それは本来はあたりまえの、人のいのちの営みです。
どうしても下からふつうに産みたい、そして、どうしてもおっぱいで育てたいと願う人のため、明日香医院はあります。広い東京の中に、そんな願いが医療者によって全力で支えられる診療所があってもいいだろうと考えます。
春は満開のミモザがお迎えします
診察室は対面式でケヤキの木もれ日が明るいです
産む人の生理的能力を妨げないあたりまえのお産、自然なお産は、プライバシーとリラックスの中にあります。それは妊娠中から紡がれた信頼と安心の中で生まれます。
私たちのところには、分娩台はありません。手術室もありません。産む人はパートナーに身体を支えられ、上の子どもたちが見守る中、赤ちゃんは布団の上で、あるいはお風呂で、つるりと生まれてきます。
産む人は身体も心も自由です。姿勢を固定されることがないとき、赤ちゃんは重力に助けられ、まさに産み落とされます。産む人と生まれくる赤ちゃんの力に支えられた、本当の安全がそこにあります。
お産の部屋は板張りで天窓から光がさしこみます
よく来たね、やっと会えたね
そんなお産ののち、赤ちゃんとかたときも離れず一緒にいれば、おっぱいは必ず出ます。お産後のていねいなケアがこれを助けます。
現代産科学が到達しえた医学的安全性は重要ですが、同時に安全がすべてではないとも考えています。
あたりまえにお産をして、あたりまえに育てていただくことが、私たちの願いです。産む人と赤ちゃんがもっとも求めているお世話ができるよう、私たちも日々精進し、成長する所存です。
ぜひ、「
大野明子の著作など
」の中の「
子どもをかわいがるちからの源−お産−
」および 「
理想の分娩をめざして
」もあわせてお読みください。
また、明日香医院のお産や分娩台のないお産について詳しくお知りになりたいときは、大野明子の著書『
お産と生きる
』『
いのちを産む
』『
分娩台よ、さようなら
』をお読みください。
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