明日香医院
大野明子の著作など 講演 > 『子どもを選ばないことを選ぶ』明日香医院大野明子さんを囲んで
診療所はどう運営し、どう生き抜くか
【報告】 星佳代(言語聴覚士,長男は1才6ヵ月)
命が生まれるということ
出生前診断ってなに?
妊娠中の超音波検査も出生前診断!
子どもを選ばないことを選ぶ
自然なお産を考える
質疑応答から
参加者の声から
質疑応答から

Q : あたりまえに産むにはどんなことが必要ですか?

A : 1日3時間歩いてくださいと言っています。初産婦さんには特に。歩いている方は安産です。出産後は母子同室で大体3日で自立をして帰宅されます。おっぱいは事前に何かをすることはほとんどなく、出産後赤ちゃんがちゃんと吸えるようにお世話をします。どんなおっぱいかということより,赤ちゃんが上手に吸えるかどうかがポイントです。

*明日香医院では出産1ヵ月後の母乳率が99%なんですって。日本の平均は45%。びっくりです。3日で退院してもその後1ヵ月までの間に何回か経過を見ていることが秘訣のようです。
Q : 子に目立った問題はなくても、両親の療育拒否の状態があったりしますが、大野さんの所では何か取り組みはありますか。

A : どうして自然なお産を薦めているかというと、母子関係がそのようにならないためでもあります。母性は妊娠して産んで育てる中で育まれます。お産のときに大事にされなかったり、一人ぼっちにされたり、痛い思いをしたり、悲しい想いをするのではなく、とても大事にされて自分の力で誕生させられたなど、自己肯定感みたいなものも全部で子どもがかわいいと思える。赤ちゃんが生まれてパッと取り上げられ、1週間したら渡されて、「この子これから育てろ」と言われても大変。産んでからずっとそばにいるとつくづく子どもはかわいいと思えてくる。子どもがかわいいと思えるお産が大事です。
Q : 明日香医院では障害のある子が生まれた場合、実際にはどのように両親に話されるのですか?

A : 相手がどのような人かによりますが、「赤ちゃんを産んで嬉しいね」というべ一スの中でお話します。わかるものは隠さずパッと見せたりしています。
診断をきっちりやって、それによってどのような可能性があるか、赤ちゃんはどうなるかという正しい情報を伝えています。
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