お産の家　明日香医院－大野明子の著作など

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第1回子育てはおっぱいから
第2回おっぱいが出るしくみ
第3回それぞれのおっぱい
第4回乳腺炎

第5回おっぱいが足りない

＜その1＞

第6回おっぱいが足りない

＜その2＞

しかし、「おっぱいの大先生の子ども」に匙をなげられ軌道修正できない場合は、初期の段階で2番手の先生である「おっぱいの専門家」に相談し、対処することが重要です。

乳房トラブルの大きな要因の一つは食事です。余談になりますが、明日香医院のお母さん達に限り、マッサージの前日に食べたいものを食べてしまうのも、「食べられないストレス」を解消するためのよい方法かと思います。

第3の秘訣は離乳食と母乳の関係です。育児雑誌などでは、離乳食が進むにつれ、授乳回数を減らすなどのアドバイスがあります。これもひとつの方法ではありますが、すると授乳回数が減るにつれ、おっぱいの分泌量も減ります。したがって、子どもは離乳食だけでは栄養分が足りなくなり、おっぱい代用品としてのミルクをほしがるようになります。

子どもの月齢に応じておっぱいの成分も変化します。その足りない栄養素を補うのが離乳食の役目のひとつです。逆に、離乳が完了するまでは、おっぱいは子どもにとってかかせない貴重な栄養素です。おっぱいの飲み方は子どもそれぞれで異なりますが、離乳食の後あるいは前におっぱいを飲むことで、おっぱいの分泌量は減ることなく、また代用ミルクに頼る必要もありません。環境が許すなら、子どもが自分の足で歩き始めるまではおっぱいを続けてほしいと願っています。

3 / 3 　第2回おっぱいが出るしくみ

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