大野明子の著作など
>
エッセイ
> 子どもをかわいがるちからの源−お産−
お産からすべてが始まる
母性をはぐくむお産
お産と医療の関係
安産とおっぱい
小さなお産の家で
おわりに
小さなお産の家で
ここで、私たちのお産についてお話しします。
緑多き杉並の地に小さな“お産の家”を構え、自然の中で季節がめぐり、5度目の夏を迎えています。現在は医師である私と助産師7名で運営しています。
お産の家の板張りの分娩室に、分娩台はありません。赤ちゃんは布団の上で、四つん這いや側臥位で生まれます。手術室はなく、帝王切開が必要であれば搬送します。お産の家は、安産とおっぱいを強く願う人たちのために存在し、同時に、産科医にとっての伝家の宝刀である“帝王切開”を捨てた開業スタイルは、安産を前提に成り立ちます。自然なお産は人の都合と無関係で、心身を削るような働き方を強いられることもあります。
妊婦さんには太らないこと、よく身体を動かすことを実行してもらいます。1日3時間のお散歩がおすすめです。現代、とくに不自然な都会生活をしている妊婦さんたちが安産を願うのであれば、それを可能にするような妊娠生活もまた、必要なのです。現代は安産のために知恵や努力が必要な時代です。
8
/ 10
自然なお産とおっぱいをめざして
産科医 大野明子からのメッセージ
大野明子のプロフィール
大野明子の著作など
人びとの輪
このサイトについて
サイトマップ
記事検索
copyright © 2003-2011 birth house ASUKA, All Rights Reserved.