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> 自由な体位での分娩進行
はじめに
スムーズな分娩進行とは
「自由な分娩体位」と分娩進行
当院における分娩の実際
当院のデータにおける検討
おわりに
さらに、分娩体位と会陰裂傷の関係について検証を試みた。
まず、「自由な分娩体位」は、重力の方向と、児の娩出力の方向から、大きく2種類に分けられる。これを図に示した。重力の助けをかりる姿勢、すなわち、四つんばい(図a)やスクワット、立て膝、立位などでは、児の娩出方向は重力の方向に一致する。これに対して、側臥位(図b)では、娩出方向は水平で、会陰への負荷が少ない。
解析の結果を表4にまとめた。マン・ホイットニ検定の結果、側臥位では、有意に裂傷が少ないことがわかった(同順位補正後のp値<0.001)。初産、経産別の解析でも、同様の結果が得られた。
表4 分娩姿勢と会陰裂傷
(例)
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