大野明子の著作など
>
あすかネット会報より
> おっぱいの話
第1回 子育てはおっぱいから
第2回 おっぱいが出るしくみ
第3回 それぞれのおっぱい
第4回 乳腺炎
第5回 おっぱいが足りない
<その1>
第6回 おっぱいが足りない
<その2>
おっぱいが順調になるのは、ようやく3ヶ月を過ぎたころです。それまでの間は、分泌量が一定せず、少なかったり多すぎたりします。そんな時に、上記のような食べ物をたくさん食べるとおっぱいが張ります。更に、困ったことにおっぱいがおいしくないのか、赤ちゃんは嫌がって飲まなくなります。赤ちゃんが飲んでくれないので張りはとれません。張ったままおっぱいを放置しておくと乳汁は濃くなります。濃くなったおっぱいは乳管の通りを悪くしたり、ふさいだりします。こういう、悪循環の結果、おっぱいがつまるのです。
-症状と対処法-
「昨夜から熱がでています。風邪でしょうか。薬を飲んでもいいですか」というご相談がお電話で入ることがあります。こういうときに私たちは「熱以外に風邪の症状はありますか。おっぱいが張っていませんか。痛くありませんか。部分的にしこっていませんか。赤くなっていませんか」などと問い直します。するとしばしば、「そういえば張っています。痛いです。」というお返事が返ります。
そうなのです。産後の発熱には乳腺炎の可能性があります。このことをぜひ覚えておいてください。
そのほか、おっぱいの状態を判断できることがあります。乳頭に白い斑点がある、おっぱいが張っているわりに出ない、赤ちゃんが嫌がる、乳首を噛んだり引っ張ったりする、おっぱいがしょっぱい、おっぱいが冷たいなどです。
こういう場合、状況に応じた手当てが必要です。早めに専門家にご相談ください。
2
/ 3
自然なお産とおっぱいをめざして
産科医 大野明子からのメッセージ
大野明子のプロフィール
大野明子の著作など
人びとの輪
このサイトについて
サイトマップ
記事検索
copyright © 2003-2011 birth house ASUKA, All Rights Reserved.