明日香医院
大野明子の著作など 論文 > 理想の分娩をめざして
理想の分娩をめざして
お産で一番大切なこと
異常を認める
お産の楽しさ
理想の分娩とは
小さなお産の家
また産みたい
医療者自身が楽しむこと
「お産の家」開設後3年となる現在、かつてお世話させていただいたかたたちが、かつての言葉の通りにまた妊婦さんになって続々と戻ってきてくださっています。私たちはそんなかたたちを「リピータさん」とお呼びしているのですが、初産をお世話させていただいたかたのお2人目だけでなく、お2人目をお世話したかたの3人目のケースが少なくないことが、予想外の嬉しさです。2人目を産むのは「なんとなく」の社会通念かもしれませんが、3人目を産む気持ちになるというのは、お産にも子育てにも懲りていない、懲りているどころかおそらく楽しい、かつ、夫婦関係も良好である証左に相違ありません。ですから、「おめでとう。子育ては3人目からが本当に楽しいのですって」と励まします。

図2 3,520gの大きな赤ちゃんだったので、2日がかりのお産になった。生まれてよかった、ああ嬉しい。とびきりの笑顔である。 3人目のお産の時は、もう少し短い時間で産みたいとのこと。後方は筆者。
(写真:宮崎雅子)
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