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> 子育て親育ちの大きな環(連載第7回)【番外編】子どもを〜
松本美奈さんより
はじめに
《出生前診断とダウン症のこと》
《出生前診断をしない理由》
《ダウン症のあかちゃんとの出会い》
《赤ちゃんからの贈りもの》
《魂のレベルでは同じ》
質疑応答
羊水検査は有名ですが、実は世の中で最も行われている出生前診断は超音波検査です。もちろん赤ちゃんの健康検査でもあるのですが、同時に、「出生前診断」でもあります。たとえば、妊娠のごく初期に、形態からすぐわかるものに「無脳児」があります。そして、わかってしまったらどうするかという問題に私たちは直面することになります。
ダウン症という病気は、お母さんの年齢が高いと増える病気です。私たち女の人は、「卵の素」を持って生まれてきます。それは出生時、すでにほとんど出来上がった状態で卵巣にあり、思春期になって脳からホルモンが出ると、最後の分裂をして排卵されます。たとえていうと、冷凍庫に保存しておいた冷凍の肉まんを、温めて食べるようなものです。長期間冷凍庫に入れておくと保存状態が悪くなることもあるのと同様に、年齢が高くなると、調子の悪い卵子も増えます。ところが、すごく調子が悪いと妊娠しなかったり、流産してしまったりの自然淘汰の結果、生まれてくることができません。
そんなわけで、赤ちゃんがダウン症である確率は、20代で2000分の1、35歳で300分の1、40歳で100分の1ぐらいと、年齢とともに上がります。妊娠率も35歳を超えると下がり、流産率も上がります。逆に言えば、お母さんの年齢が高い場合にも、無事生まれてくるということは、生まれてくる力があるということです。
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