大野明子の著作など
>
論文
> 診療所はどう運営し、どう生き抜くか
はじめに
私たちのめざすもの
お産の家
外来スペース
リビング・ルーム
入院ゾーン
手術室を持たない理由
経営について
おわりに
X.入院ゾーン
さらに奥は、入院ゾーンである。リビング・ルームを間に置いて、外来スペースと入院部分を隔離した。外来のある日も、奥の部屋ではひっそり過ごすことができる。
向かって右手奥が分娩室で、“お産の部屋”とよんでいる(図5)。この部屋は板張りで、高低のある天井と、交差する化粧梁が美しい。また横になった位置の頭部には天窓があって、光が射し込む。照明も複数あり、さまざまに調光できるよう工夫した。
図5 お産のお部屋でお産の風景
お風呂から上がったところ、子宮口はおそらく6から7cm。
(写真:宮崎雅子)
私たちのところに分娩台はない。お産は、布団の上で、多くはパートナーに支えられた四つん這いや側臥位の姿勢である。産む人のしたいままにまかせれば、仰臥位で産む人はいない。布団の上にはディスポーザブルの吸水シーツをひく。布団や床を汚すことは滅多にない。
10
/ 16
自然なお産とおっぱいをめざして
産科医 大野明子からのメッセージ
大野明子のプロフィール
大野明子の著作など
人びとの輪
このサイトについて
サイトマップ
記事検索
copyright © 2003-2011 birth house ASUKA, All Rights Reserved.