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> 診療所はどう運営し、どう生き抜くか
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診察室は廊下の突き当たりにあって、プライバシーを大切にできるような構造に工夫した。診察中のスタッフの出入りはすべて内診室側からとし、妊婦さんや患者さんの背後から入ることはない。大きめの机に対面で腰掛け、ゆっくりお話を伺う(図3)。またお産に備え、上のお子さんたちとも仲良くなっておく。このほか診察台とエコーがある。エコーはいざというときの決め手であるため、持田のカラー機種を入れた。
図3 妊婦健診の風景
(写真:宮崎雅子)
どのような内診室を造るかは相当考えた。ふだんの妊婦健診ではほとんど内診はしないが、まれに必要であったり、また内診台がないと難しい処置もある。婦人科の診察には、あった方が便利である。反面、妊婦さんや患者さんにとっては、内診、あるいは内診台での診察は、産婦人科の診察のうちもっともいやなものであろう。いやなことは必要最少限に、それも可能な限りいやでないようにしてさしあげたい。木製内診台を作ってもらうことも考えたが、体位をとるのがむずかしいし、衛生面も問題である。
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